防草シートのメリットやデメリット
自宅の庭を華やかに彩る、レンガを使った花壇の作り方をご紹介します。
庭に花壇を作るのは一見難しそうですが、ポイントさえ覚えておけば手作りすることが可能です。
特にレンガを使った花壇は、丈夫でおしゃれな雰囲気が演出できるなどの理由から人気があります。
レンガはホームセンターなどでも販売されており、比較的手に入りやすい資材なので、DIYの材料としてもメジャーなパーツです。
そこで、自宅の庭にレンガの花壇を作ろうと思っている方へ、基本的な準備物や作業の流れなどを詳しくお届けしましょう。
理想的なレンガの花壇を作るために、しっかり基本を把握しておくことが大切です。
Contents
まずはレンガの花壇を作るために、必要な準備物をチェックしておきましょう。
レンガで花壇を作る際に準備するもの
・お好みのレンガ
・モルタル
・モルタルを練る容器
・太めの木材
・薄めの板
・タガネ
・コテ
・スコップ
・砕石
・ハンマー
・ハケ
・水準器
以上のアイテムが、レンガでの花壇作りに準備すべきものです。
さまざまな風合いのレンガがあるため、庭の雰囲気に合わせたものや、好みの雰囲気が演出できる色や素材感を選ぶようにしてみてください。
純粋にレンガの花壇を作る際の費用だけを切り出します。レンガとモルタル(川砂とセメント)の購入費用を検討しましょう。花壇の高さや面積によってレンガの数が変わります。
レンガは商品によっても価格が異なりますが、1つ100円~300円台で購入可能です。川砂は5リットル300円、家庭用のセメントも1キロ当たり300円程度で販売されています。
花壇を作る際の費用として、レンガ100~150個分の費用と資材代金1,500円程度を見積もるといいでしょう。
レンガやモルタルなどは、ホームセンターですべてそろいます。レンガに関しては、1個の重量があるため100個など大きな数を購入する場合は運搬用トラックなどを無料で貸し出してくれるホームセンターを利用するといいでしょう。
インターネット通販でも取り寄せ可能です。自宅から簡単に手間をかけずに購入することができます。
レンガの花壇作りを開始する前に、まずは大まかな作業の流れを確認しておきましょう。
まずレンガを置くための溝を掘り、砕石を敷き詰めて基礎を作るのが最初の工程です。
掘った溝にレンガを置いていき、モルタルを塗りながらレンガを積んでいきます。
好みの高さになるまで積み上げたら、はみ出したモルタルをきれいに処理して、乾燥させれば完成です。
作業の前にレンガの花壇作りのイメージトレーニングをして、スムーズな完成を目指しましょう。
先にイメージを膨らませておくことで、自身のイメージに沿ったまとまった雰囲気の空間作りができます。
では早速、レンガを使った花壇作りの具体的な作業内容をご紹介します。
レンガの花壇を設置したい場所に、深さ10cmほどの溝を掘ります。
溝の幅は、作業しやすいようレンガよりも一回り広めに掘っておくのがポイントです。
溝を掘り終えたら、砕石を5㎝程度の高さまで敷き詰めていきます。
敷き詰めた砕石の上から、太めの木材を使って押さえこみ安定させましょう。
仕上げにモルタルが定着しやすいよう、全体に水をまけば基礎は完成です。
この基礎の形で花壇のシルエットが決まります。
直線に溝を掘れば真っすぐな花壇が、アーチ型に基礎を作れば丸みを帯びた花壇ができるので、作る場所や理想の雰囲気に合わせた形の溝を掘りましょう。
レンガの花壇は、モルタルを使って貼り合わせていくのが一般的です。
モルタルは、レンガが乾燥しているとレンガ同士がくっつきにくくなってしまいます。
しっかりと接着するためには、花壇を作る前にレンガをたっぷりの水に浸しておきましょう。
レンガを使う前に水から取り出し、ある程度水気を切って花壇作りの準備をしておきます。
基礎が完成したら、レンガとレンガを接着するためのモルタルを作ります。
砂3の割合に対して、セメントを1の割合で合わせるのが基本です。
砂とセメントをしっかり混ぜ合わせたら、様子をうかがいながら水を少しずつ加えて混ぜます。
硬さの目安は、やや硬めのソフトクリームをイメージするといいでしょう。
モルタルは、乾燥すると固まる性質があるため、使う直前に作るのがコツです。
モルタルを練る作業は力がいるので、面倒な場合にはインスタントモルタルなどを使用するといいでしょう。
先ほど作ったモルタルを、コテを使って基礎部分の溝に入れていきます。
まずはレンガ2~3個分ほどの長さまでモルタルを入れて、端からレンガを敷き詰めていきましょう。
2つ目以降に並べるレンガには、先に置いたレンガとの接着面に山型にモルタルを付けて、ぎゅっとくっつけるように並べます。
レンガを2~3個を並べ終えたら、水準器を使って水平かどうかチェックしてください。
もしも斜めになっているようであれば、ハンマーの柄などで叩いて水平になるよう整えましょう。
掘った基礎の溝とレンガの長さが合わないようであれば、タガネを使って好みの長さにレンガを切断して長さを調整します。
1段目が完成したら、2段目を作っていきましょう。
1段目のレンガの上にモルタルを均一にのせていきます。
このとき、レンガからモルタルがはみ出さないよう、薄い板をガイドにすると失敗しにくいので試してみてください。
モルタルをのせたらいよいよレンガを積んでいくのですが、1段目の目地と重ならないように配置すると、より見栄えのいい花壇を作ることができます。
2段目の一番初めに置く端のレンガをタガネで切断して調整すると、目地が重なりません。
あとは1段目同様に、先に置いたレンガとの接着面にモルタルを山型にのせて並べていき、水平かどうかを確認して調整していきます。
2段目以降では、ハンマーの柄を使ってレンガの上からトントンと叩いて、しっかりと固定できるよう仕上げていきましょう。
DIYに慣れていないとせっかく塗ったモルタルが乾いて、レンガがうまく接着できないことがあります。
そのため、初心者の方は2段目以降もレンガ2~3個分ずつを目安にモルタルを塗っていくと失敗がありません。
2段目と同じ要領で3段目以降も重ね、好みの高さになるまで同じ作業を続けてください。
好みの高さまでレンガを積んだら、花壇の内側側面にモルタルを塗って補強しましょう。
花壇内側にモルタルを塗り終わったら、溝を掘ったときの土を隙間に入れて補強作業は完了です。
続いて、レンガとレンガの間のモルタルを整えていきます。
モルタルがはみ出ているようであれば不必要な部分を取り除き、足りない部分にはモルタルをプラスしましょう。
目地がきれいになったら、レンガに付いたモルタルをハケなどで拭き取ります。
ハケのみでモルタルを拭き取った場合、白っぽく跡が残ってしまいますが、アンティーク調の雰囲気が楽しみたい方にはぴったりな見た目に仕上がるでしょう。
よりきれいに余分なモルタルを拭き取りたいときには、ハケを水に濡らしたり水をかけながら洗い流したりするときれいな表面に仕上がるので、好みの風合いをイメージして仕上げの作業を行ってください。
レンガを積み、目地を整えたらあとは乾燥させるだけです。
モルタルは24時間程度で固まりますが、しっかりとした強度を得るには3日程度乾燥させる必要があります。
どちらにしてもすぐには乾かないので、しっかりと固まるまで人や物が当たらないよう配慮しましょう。
また、モルタルは、急激に乾燥するとひび割れしてしまうこともあります。
そのため、日当たりがいい場所に花壇を作った場合には、ビニールシートを活用して日陰を作るようにしましょう。
レンガ同士をつなぎ、花壇用培土がレンガの隙間から流出しないようにするためにはモルタルが必要になります。モルタルはセメントと川砂を混ぜあわせたものを水で練ったものです。水分が飛ぶと同時に硬化する性質があります。しかしわずかな量のモルタルを作るのは至難の業です。手元に使い道なくセメントや川砂が残るのも考え物ですね。
モルタルを使わず花壇を作る場合、目地なしとなりますがレンガ用接着剤を使ってレンガ同士をつなげる方法があります。手間をかけずにレンガ積みができるでしょう。また、レンガ様に作られたフェイクブロックも市販されています。地面に差し込むだけでデザイン性がある花壇に仕上がります。
花壇にレンガを使うことは、いくつかのメリットがあります。
一つは通気性がいいことです。レンガは多孔質と呼ばれる素材であり、小さな穴が数多く空いている状態です。いわゆる呼吸できる性質があり、程よい水分供給や排水など効果が見いだせます。このことから、花壇の土の水はけがよくなり、根腐れなどを防げるメリットがあります。根張りしやすい環境を作り出してくれるため、草花の生育にいい環境をもたらしてくれます。
レンガは紫外線などにも強いため、破損しやすい樹脂製プランターよりも耐久性に優れていることもメリットといえます。
また、大型のプランターをいくつも購入するより製作費が安価で済むといったところもメリットにつながるでしょう。
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いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでレンガを使った花壇の作り方がご理解いただけたと思います。
コツさえ覚えておけば比較的簡単に作れるので、ぜひ自宅でも挑戦してください。
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