【初心者必見】DIYのメリット・デメリットを紹介
「レンガの外壁にしようか迷っている」「レンガの外壁にするメリット・デメリットは何?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
レンガの外壁は劣化しづらい、メンテナンスフリーなどのメリットがある一方で、対応できる業者が少ないなどのデメリットもあります。
今回の記事では、レンガの外壁にするメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
Contents
レンガとレンガ調タイルの2種類が、レンガの外壁に使用されています。
見た目が非常に似ているため、違いが分からない方も多いでしょう。
ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しく解説します。
外壁に使用されるレンガは、日干しレンガと焼成レンガです。
日干しレンガとはその名の通り、日干しして固めたレンガを指します。
焼成レンガとは高温で焼き固めたもので、赤レンガと耐火レンガの2種類に分けられます。
赤レンガは水に強い代わりに耐火性が低いのが特徴です。
それに対して、耐火レンガは耐火力がある代わりに水に弱いといった特徴があります。
レンガ調タイルとは、タイルにレンガのような模様を施した外壁材です。
レンガ調タイルはレンガと成分が異なりますが、本物のような見た目をしています。
レンガと同様にメンテナンスが必要ない外壁材で、耐久性に優れているのが魅力です。
薄くする加工も可能なので、建物への負担が軽減されます。
最近では、レンガのように見える外壁のほとんどが、レンガ調タイルを使用しています。
レンガと比べ施工しやすいといった魅力もあるため、人気な外壁材の一つです。
レンガの外壁には劣化しづらい、メンテナンス不要などのメリットがあります。
ここでは、レンガの外壁のメリットを5つ解説します。
レンガの外壁は劣化が進みづらく、見た目の変化が小さい点がメリットの一つとして挙げられます。
一般的な外壁は雨風や紫外線の影響を毎日受けるため劣化が進みやすいですが、レンガは高温で焼き固めているので、雨風や紫外線に強いといった性質があります。
また、汚れにくく、カビも生えづらい点もレンガの魅力です。
レンガは一度施工が終われば、破損しない限りメンテナンスが不要といったメリットがあります。
割れてしまっても、部分的にレンガを付け直せるので、メンテナンスコストの削減につながります。
また、レンガは時間が経つほど味が出るため、レンガならではの経年劣化を楽しめるでしょう。
ほとんどの外壁材は定期的に塗り替えなどのメンテナンスが必要になりますが、レンガであればほとんど必要ありません。
レンガは耐久性に優れていますが、それを固定するために使用する目地のモルタルは、耐久性がそれほど高くありません。
そのため昼夜で寒暖差が大きい地域などでは、レンガが熱による膨張に耐えられず割れてしまうときがあります。
メンテナンスフリーがメリットの一つですが、割れてしまった場合は補修が必要です。
目地を補修する際は、ひび割れの箇所にモルタルを埋め込み、ならします。
レンガの場合は、ぐらついたら貼り直すとよいです。
補修する箇所が多い場合や仕上がりを重視したい場合は、業者に依頼したほうが安心です。
レンガには内部に無数の気泡があるため、レンガの外壁には目に見えない壁ができて、耐熱性が高くなります。
空気の壁が構築されると、外部からの熱が伝わりにくくなるため、家の中で夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
レンガは地震に弱く危険なイメージが強くありましたが、現在では工法の見直しにより耐震性にも優れています。
輸入住宅の増加や耐震性の向上にともない、日本でもレンガの外壁にする方が徐々に増えています。
防音性に優れている点もレンガを外壁に使用するメリットです。
外の騒音を遮断できるので、住宅周辺の環境に左右されず快適に過ごせるのも、レンガの魅力と言えます。
また、家屋内の音や声が外に漏れる心配も少ないため、小さなお子さんやペットがいる家庭だと、近隣トラブルを未然に防げるようになります。
レンガの外壁は、ヨーロッパの建物のようなおしゃれな外観になります。
外壁材では出せないような雰囲気に仕上がるので、西欧の建築が好きな方にぴったりです。
上記ではレンガの外壁のメリットを詳しく解説しましたが、デメリットもあるため事前に把握しておきましょう。
ここでは、レンガの外壁にするデメリットを5つ解説します。
レンガの外壁は1個ずつ積み上げていくため、耐久性に優れています。
その一方で、非常に頑丈な作りであるがゆえに、リフォームが難しい点がデメリットとして挙げられます。
下地とも密着しているため、リフォームする際は大掛かりな工事になってしまいます。
レンガの外壁を施工できる業者や職人が少ないため、業者を選ぶだけで時間がかかってしまうのは珍しくありません。
遠方の業者はトラブルがあったときに、すぐ対応してもらうのが難しいので、避けたほうが無難です。
レンガの外壁は基本的にメンテナンスフリーですが、万が一に備えてアフターフォローがある業者に依頼した方が安心です。
レンガの外壁はすべて手作業で1個ずつ積んだあとに貼る工程を繰り返すため、他の外壁材よりも工事期間が長くなります。
サイディングボードであれば、家の大きさにもよりますが、2週間程度で工事が終わる場合がほとんどです。
しかし、レンガの場合だと天気の影響を受けやすいので、梅雨の時期にはとくに工事期間が長くなる可能性を覚悟しておく必要があります。
また、工事期間が長くなればなるほど、人件費が高くなるため、コスト面のデメリットにも影響します。
日本ではレンガの生産量が少なく、ほとんどのレンガは輸入に頼っています。
レンガの価格が高いため、初期コストも高くなる可能性があります。
レンガの外壁は耐熱性に優れており、家の中に熱を伝えにくいといったメリットがありますが、同時に蓄熱性を持っている点がデメリットと言えます。
昼間に蓄積した熱が夜になっても放出されないため、室内の温度が下がらない現象が起こります。
エアコンの稼働時間を増やすだけでなく、家屋内の通気にも気を遣わなければなりません。
ここでは、レンガ調の外壁のメリットとデメリットを解説します。
レンガとは性質が異なるため、メリット・デメリットの違いも把握しておきましょう。
レンガ造りに比べて圧倒的にコストパフォーマンスがよく、施工できる業者も多いです。
また、費用が抑えられるだけでなく、工事期間が短い点もメリットとして挙げられます。
レンガ調の場合は、大きさや色、配色を好きなように決められます。
レンガ造りだと手作業で1個ずつレンガを積み上げていくため、外壁のデザインを自由に決めるのは難しいです。
レンガ調の外壁であればデザインの幅が広がるので、理想の住宅を実現しやすいと言えます。
ひび割れやチョーキングなどの症状が起きたらメンテナンスのサインです。
レンガ調タイルの場合、洗浄が代表的なメンテナンス方法として挙げられます。
レンガ調タイルは比較的耐久性に優れているため、張り替えよりも定期的に洗浄するのが大切です。
タイルの浮きが発生した際に、新しいタイルへの張り替えが必要になるケースはあります。
レンガ調のデメリットとして、レンガ造りと比べると劣化しやすく、メンテナンスの手間がかかる点が挙げられます。
劣化によってひび割れやチョーキングが起きた場合は、業者に補修してもらう必要があります。
レンガ調の外壁にする際の費用相場は、使用するレンガや工法などによって異なります。
それぞれの相場は以下の通りです。
内訳 | 積上げ工法 | 湿式貼り付け工法 | 乾式貼り付け工法 |
---|---|---|---|
レンガの費用 | 約5,000~20,000円/㎡ | 約5,000~20,000円/㎡ | 約5,000~20,000円/㎡ |
基礎工事費用 | 約300,000円 | なし | なし |
足場の費用 | 約200,000円 | 約200,000円 | 約200,000円 |
施工費用 | 約15,000円/㎡ | 約15,000円/㎡ | 約5,000円/㎡ |
ただし、上記の表はあくまでも相場なので、施工面積や工事期間によっても変動します。
詳しく費用を知りたい場合は、施工を依頼する業者に確認するとよいです。
レンガ造りの場合、費用を抑えるためにDIYで施工しようと考える方もいるでしょう。
しかし、DIYで外壁をレンガにするのは避けた方が無難です。
レンガ造りは1個ずつ積み上げて貼る工程を手作業で繰り返します。
場所によっては職人技が必要になる場合もあるため、素人がDIYで施工しようとすると失敗するリスクが高いです。
失敗すると、元に戻すのに時間がかかるだけでなく、材料費や時間がすべて無駄になってしまいます。
レンガ造りは他の外壁材と比べると費用は高いですが、基本的にメンテナンスコストはかかりません。
一度プロに依頼してレンガの外壁を施工してもらえば、半永久的にきれいな外観を保てるでしょう。
今回は、レンガを外壁に使用するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
レンガの外壁は耐久性や耐震性、耐熱性に優れており、劣化しにくいといったメリットがあります。
しかし、費用が高い、施工できる業者が少ないなどのデメリットもあるため、両方を考慮しながら検討しましょう。
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